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夕玉草

夕玉草

◆第一句集

蛇笏忌や夕玉草を手に受けし

俳人にとっても詩囊を肥やすのは大切なことだ。ただし、詩囊の中身は人それぞれ。美しい風景だったり、生き物の生態だったり、芸術作品だったり、人間模様だったり。詩囊の中身が俳人の個性になる。
登美江さんの詩囊には、私の知らない言葉がぎっしり詰まっているらしい。

序より・小川軽舟

◆自選十二句
甘樫の丘より釣瓶落しかな
小雪崩のしぶき上りぬ最上川
飼鳥も鳴きゆく鳥も暮雪かな
樅の木は風除け魔除け雪ばんば
ぼろ市や引つぱつてみし紐の先
氷室守年経て蟇となりにけり
梟に湖北の安寝得たりけり
鷹匠の鳥叫に風起りけり
でで虫や相模国の雨晴らし
越屋根の垂氷に山の朝日かな
ひめむかしよもぎ高炉の先は海
明王の火焔に登り煤払ふ
$3,080.00
夕玉草
$3,080.00

Description

◆第一句集

蛇笏忌や夕玉草を手に受けし

俳人にとっても詩囊を肥やすのは大切なことだ。ただし、詩囊の中身は人それぞれ。美しい風景だったり、生き物の生態だったり、芸術作品だったり、人間模様だったり。詩囊の中身が俳人の個性になる。
登美江さんの詩囊には、私の知らない言葉がぎっしり詰まっているらしい。

序より・小川軽舟

◆自選十二句
甘樫の丘より釣瓶落しかな
小雪崩のしぶき上りぬ最上川
飼鳥も鳴きゆく鳥も暮雪かな
樅の木は風除け魔除け雪ばんば
ぼろ市や引つぱつてみし紐の先
氷室守年経て蟇となりにけり
梟に湖北の安寝得たりけり
鷹匠の鳥叫に風起りけり
でで虫や相模国の雨晴らし
越屋根の垂氷に山の朝日かな
ひめむかしよもぎ高炉の先は海
明王の火焔に登り煤払ふ
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